介護職の面接で、介護職員として適切かどうか、面接官がチェックしているポイントはいくつかあります。
まず、なぜ介護職を選んだのか。どの現場でも聞かれる内容ではないでしょうか。介護職はもちろんやりがいはある仕事ですが、忍耐や体力も必要です。病気や死と対面する仕事でもあるので、この仕事への熱意を問われるでしょう。その時は、素直な気持ちを自分の言葉で話す事が重要です。実際に自分が体験した具体的なエピソードを盛り込み、その時の気持ちを添えて介護職を選んだ理由を話すと良いでしょう。
次に、その場に応じた対応ができるかどうか。介護職では、面接時に服装自由というところも多いですが、その場に適した服装とはなにか、という事も見られています。受付時の挨拶や待ち時間の態度など、いつどこで見られていても問題のない態度で臨みましょう。
最後のポイントは感情に振り回されることなくコントロールできるかどうかです。介護の現場では、思い通りに事が進まない場面も多々あります。認知症や病気に対するケアの難しさ、意思疎通がうまく取れないもどかしさなど、フラストレーションが高まった時に感情のままに行動してしまっては、取り返しのつかない事になりかねません。面接で揺さぶるような質問をされた時も、冷静に対応するのが良いでしょう。
介護の現場では、お年寄りを敬い、コミュニケーションを大事にする事、スタッフとの協調性が重要視されます。自分の伝えたい気持ちやポイントを頭の中で整理し、真摯な態度で面接に挑みましょう。